出版委員会からのお知らせ

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論文発表に係る経費(論文出版費・英文校閲費)の補助について


出版委員会では、 国立天文台関係者による研究成果の公表を奨励するため、 論文発表に係る以下の経費を補助しています。
(A) 論文出版費
(B) 英文校閲費
以下の説明をよく読み、申請して下さい。
※予算の関係上、年度の半ばで補助内容を見直す可能性があります。


(A) 論文出版費の補助

申請できる人・対象となる論文

  1. 国立天文台で研究/開発している以下の人々 [注1] は、 自身を主著とする査読論文の出版費の補助を申請できます。 申請できるのは、原則として、年度中に1回です [注2]。
    - 国立天文台職員(給与の50%以上を天文台が負担している人を含む)
    - 大学院生
    - 学振PD
    - NAOJ/EAO/EACOAフェロー
    - 国立天文台職員に雇用されている研究員
    - 名誉教授
    - 客員教員・特別客員教員(国立天文台での実質的な勤務がある方のみ)
  2. 国立天文台職員(給与の50%以上を天文台が負担している人を含む)は、自身が共著者であり、且つ台外の方が主著者である査読論文 についての論文出版費の補助を申し込むこともできます。 ただし、申請できるのは、1.と合わせて年度あたり1回までです。
    (年度中に、主著論文と共著論文の両方の補助を申請することはできません。)
※いずれの場合も、論文に国立天文台の所属が記載されている必要があります。

[注1] 他機関に異動後に国立天文台での研究成果についての主著論文が出版される場合、異動後1年程度まで上記の1.に準じて出版費補助の申請を受け付けます。 ただし、例外として、「客員教員・特別客員教員」については異動後の申請は受け付けません。 また、異動後に申請する場合、検収や立替払いなどの事務手続きは現在天文台に所属している職員が行う必要がありますので、 手続きに応対する台内共著者(学生の場合は指導教員)を明示してください。 応対できる方がいない場合、出版委員会にご相談ください。

[注2] PASJの主著論文に関しては、(安価であるため)2回以上補助が認められる可能性があります。ご相談下さい。


付帯条件

補助をうけた論文は、次年度以降の「研究ハイライト」で紹介して下さい。[注3]

[注3] 前年度に出版委員会からの補助を受けながら研究ハイライトを提出していない場合、新たな補助申請の優先度を下げさせていただきます。


ルール

  • 申請できるのは、原則として、年度中に1回です [注2]。
  • 1回(論文1本)の補助額の上限は50万円です。
  • オープンアクセス費用を除いた論文出版費を補助します。
  • PASJ、Nature、Scienceなど、オープンアクセス費が別となる雑誌では、オープンアクセス費は対象外です。
  • デフォルトでオープンアクセスであるAAS雑誌およびA&Aは、出版費の30%をオープンアクセス費とみなし対象外とします。残りの70%が補助対象です。
  • MNRASの出版費は、補助対象外です。これは、以前は出版費は無料であり、オープンアクセスになった際に費用が必要になったことから、 現在の費用は実質的にオープンアクセス費とみなせるためです。
  • それ以外の雑誌については、ご相談下さい。
  • 予算が限られているため、他の財源が利用可能な場合はそちらを優先してください。
  • AstroBiology Center(ABC)職員:専用補助に申請
  • ALMAプロジェクト研究成果:専用の出版補助に申請
    ※こちらの補助は、若手の研究成果の補助が優先されます。若手の方は特に、まずはこちらに申請して下さい。
  • CfCA研究成果:専用の出版補助に申請
    ※こちらの補助は、10万円(大学院生は20万円)です。不足分をこちらの出版委員会に申請することはできます。

申請手続き

論文が受理されて掲載が決定し、出版費についての手続きを行う段階になったら、 著者や論文名、掲載誌、概算の費用とともに補助を希望する旨を出版委員会(chair.pubcom@ml.nao.ac.jp)へお知らせください。
あとは委員会の指示に従って下さい。


(B) 英文校閲費の補助

申請できる人・対象となる論文

主著・共著の対象範囲については、(A) 論文出版費 に準じます。
ただし、(B) 英文校閲費 に関しては、査読の有無に関わらず申請を受け付けます。

付帯条件

英文校閲に関するアンケートを行う場合があります。その場合は、ご協力下さい。

ルール

  • 英文校閲費用を出版委員会が負担するのは、原則として投稿前の1回だけとします。 したがって、依頼に当たっては十分内容を吟味した投稿用最終原稿をご用意ください。
  • ただし、投稿後、論文の受理に当たって査読者や編集者から英文校閲に出すように求められる場合がありますので、このような時にも校閲を依頼できます。
  • 投稿前に校閲を依頼した論文について投稿後再び校閲を依頼する必要が生じた場合、「同じ論文を2度校閲に出した」という体裁では経理処理上問題があるので、明らかに異なる版であることがわかるように、投稿後に校閲の依頼をする際に論文タイトルに仮にバージョンをつけるとか「改訂版」「印刷用」という注記をつけるなどしてください。

申請手続き

出版委員会(chair.pubcom@ml.nao.ac.jp)にお問い合わせください。