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岡田芳朗文庫

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岡田芳朗氏 (1930-2014) と岡田芳朗文庫について

岡田芳朗氏は東京都出身で、昭和28年(1953)に早稲田大学教育学部を卒業、昭和31年(1956)同大学院文学研究科日本史学専攻修士課程修了。女子美術大学教授、文化女子大学教授を経て女子美術大学名誉教授となった。日本における暦研究の第一人者として活躍する一方、日本カレンダー暦文化振興協会最高学術顧問や暦の会会長など、暦の教育普及にも熱心で、著作は『旧暦読本―現代に生きる「こよみ」の知恵』『江戸の絵暦』『暦を知る事典』『暦のからくり―過去から学ぶ人生の道しるべ』『暦ものがたり』『現代こよみ読み解き事典』『明治改暦―「時」の文明開化』ほか多数にわたる。

岡田文庫は岡田芳朗氏の所蔵していた資料・書籍などをご遺族から直接ご提供いただいたものである。貴重な資料が散逸することなく収集できたことはまことに喜ばしい限りであり、この場を借りてご遺族のご厚意に感謝申し上げたい。一方で、その分量は膨大なものであり、すべての整理がつくにはまだ数年はかかる見込みである。当面は、整理のついたものから順次公開していく形になるだろう。誤りなどのご指摘、ご意見・ご要望などがあれば、随時お知らせ願いたい。


古暦抄写


古暦抄写について

「古暦抄写」は穂井忠友(1791-1847)が古暦を抜き出して写したもので、原本の古暦の中には既に佚したものもある。かつて東京天文台の貴重書であったが、1925年の火災により焼失した。

しかし神田茂氏が青写真に取っており、現在の所蔵者である岡田芳朗氏のご厚意により、2012年にデジタル化した青写真を公開することができることとなった。

岡田氏に、この場を借りて改めて謝意を表す。

なお、2011年8月に中桐氏により、一部乾板が発見された。詳細はアーカイブ室新聞第521号「応永2年暦断簡」と書かれた箱に入った乾板について」に記されている。

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