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貴重資料展示室

測量機器と天文(2007年10月27日〜)

離れた物の角度を測る測量機器と天文とのあいだには密接な関係があった。西欧では遠洋航海が盛んになると、船の位置を知るための天文観測技術が発達し、18世紀頃に八分儀、六分儀などの機器が開発された。やがてその技術や器物は日本に伝わり、測量の解説書にも取り入れられた日本では検地や築城、治水などの測量は、昔から中国伝来の技術を用いてきたが、伊能忠敬の高精度な日本地図が描かれるには、それに加えて天体観測を用いた測量が必要であった。

「測量集成(そくりょうしゅうせい)」 刊本11冊 豆本 福田理軒 著、安政二年(1855)

測量全般について書かれているが、異船長短表(外国船の区別)、八線表(三角関数表)などもある。測量機器としては、経緯儀、量地儀などの測地用のものから、卦限儀(オクタント:八分儀)、紀限儀(セキスタント:六分儀)などの航海天文測量用の機器まで構造、使用法が書かれている。

測量集成・経緯儀 測量集成・量地儀 測量集成・紀限儀 測量集成・紀限儀図解

「測量用具図(仮)」 写本1冊

測量三游儀とあり、その部品と測量用具の図

測量三游儀 測量三游儀 測量三游儀 測量三游儀 測量三游儀 測量三游儀 測量三游儀 測量三游儀 測量三游儀 測量三游儀 測量三游儀 測量三游儀 測量三游儀

「図解量地指南(ずかいりょうちしなん)」 刊本8冊、村井昌弘 著
前編(3冊)享保十七年(1732)、後編 (5冊)宝暦四年(1754)、荅北文庫(印)

測量法について、目的(めあて)の見方や姿勢の注意、用具:量盤(見盤)、渾發(コンパス)、定規などについても書かれている。

図解量地指南・表紙 図解量地指南・眈視 図解量地指南・渾發 図解量地指南・分度 図解量地指南・量盤

「廻船用心記」 刊本1冊、吉村海洲 著、嘉永七年(1854)

算術、天文に拘(こだわ)らず、航海用の道具である「星度器」(四分儀)と「方鍼器」(方位磁石)の使い方をはじめ、北斗七星から時刻を知る方法、各地の潮汐、漂流したときの心得などもある。

廻船用心記・経緯 廻船用心記・地球 廻船用心記・北斗時計 廻船用心記・星度器

「量地圖説」 上・下 刊2冊、甲斐駒蔵 著、嘉永五年 (1852)

画に葛飾為齋(葛飾北斎の門人)の名がある。全方儀(ぜんほうぎ)、廣方儀(こうほうぎ)などの簡単な測量機器の構造と、それを使っての測量法を詳しく解説している。

量地圖説 量地圖説 量地圖説 量地圖説 量地圖説・全方儀全図

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